【英語学習者向け】生成AIでレベル別ショートストーリーを作成&Text-to-MP3で音声化する方法

公開日: 2025-04-15 | 著者: hinaka

はじめに:自分にピッタリの英語教材、見つかってますか?

英語学習を続けていると、こんな悩みはありませんか?

  • 「市販の教材は難しすぎる or 簡単すぎる…」
  • 「興味のないトピックだと、なかなか学習が続かない…」
  • 「特定の単語や文法を集中的に練習したいけど、ちょうどいい素材がない…」

市販の教材は素晴らしいものが多いですが、必ずしも今の自分のレベルや興味、学習目標に完璧に合っているとは限りませんよね。

もし、自分だけの、自分にピッタリ合った英語学習教材を、しかも簡単に作れるとしたらどうでしょう?

近年急速に進化している生成AI(ChatGPTなど)と、私たちの Text-to-MP3 を組み合わせれば、それが可能になります!この記事では、その具体的な方法をご紹介します。

生成AIで「自分だけの英語教材」を作るメリット

ChatGPTのような生成AIを使って英語教材を作るメリットはたくさんあります。

  • レベル調整が自由自在: 「初心者向け」「TOEIC 600点レベル」「英検準1級レベル」など、自分のレベルに合わせて難易度を調整できます。
  • 興味・関心を反映: 好きな趣味、仕事、最近のニュースなど、自分が興味のあるテーマで文章を作成してもらえば、学習のモチベーションが格段に上がります。
  • 特定の学習目標に対応: 「この単語を使って」「この文法を集中的に」といったリクエストに応じた教材作成が可能です。
  • とにかく手軽で早い: 面倒な教材探しから解放され、わずかな時間でオリジナルの教材が手に入ります。

実践!ChatGPTでレベル別ショートストーリーを作成するプロンプト例

では、実際にどのように生成AI(ここではChatGPTを例にします)に依頼すれば良いのでしょうか?ポイントは、具体的にお願いすることです。

以下にいくつかプロンプト(AIへのお願い文)の例を挙げます。

【プロンプト例1:レベルとテーマを指定】

あなたはプロの英語教師です。
以下の条件で、日常会話で使える短い英語のストーリーを作成してください。

# 条件
* 学習者のレベル:英語初心者 (中学英語レベル)
* ストーリーのテーマ:カフェでの簡単な注文
* ストーリーの長さ:5〜8文程度
* 含めてほしい単語:order, coffee, please, thank you

【プロンプト例2:レベル、文法、テーマを指定】

あなたはプロの英語教師です。
以下の条件で、英語のショートストーリーを作成してください。

# 条件
* 学習者のレベル:TOEIC 650点レベル
* 重点的に使ってほしい文法:現在完了形 (have/has + 過去分詞)
* ストーリーのテーマ:週末の予定について友人と話す
* ストーリーの長さ:100語程度

【プロンプト例3:より具体的にシチュエーションを指定】

あなたはプロの英語脚本家です。
以下の設定で、短い会話劇を作成してください。登場人物は二人です。

# 設定
* 登場人物A:日本に旅行に来た外国人観光客 (英語ネイティブ)
* 登場人物B:駅で道に迷っているAに話しかける日本人 (英語学習者、簡単な英語で話す)
* 場面:日本の大きな駅の構内
* 会話の目的:Aが行きたい場所への行き方をBが教える
* 学習者のレベル:英検3級〜準2級レベルを想定
* 会話の長さ:各登場人物 3〜5セリフ程度

これらのプロンプトを参考に、あなたのレベルや目的に合わせて、自由にAIにお願いしてみてください。より具体的に指示するほど、望む教材に近いものが得られます。

作成したテキストをText-to-MP3で音声化しよう!

自分だけのオリジナル教材テキストができたら、次はいよいよ音声化です!もちろん、Text-to-MP3 の出番です。

  1. ChatGPTなどが生成した英語テキストをコピーします。
  2. Text-to-MP3のサイトを開き、テキストエリアにペーストします。
  3. 言語で「English (US)」や「English (UK)」など、好みの英語を選択します。
  4. ボイスも、学習しやすいと感じる声を選びましょう。色々な声で試してみるのも面白いですよ。
  5. まずは話す速度を「1.0x」(標準)に設定します。
  6. 再生 ボタンで音声を確認し、問題なければ ダウンロード ボタンでMP3ファイルを保存します。

これで、あなただけのオリジナル英語音声教材の完成です!

音声化教材の活用アイデア

作成した音声教材は、様々な学習に活用できます。

  • リスニング: 何度も繰り返し聞いて、内容を理解しましょう。聞き取れない部分は、Text-to-MP3のループ再生機能を使うと便利です。
  • シャドーイング: 音声を聞きながら、少し遅れて真似して発音する練習です。Text-to-MP3の速度調整機能を使って、最初はゆっくり(0.8xなど)から始め、慣れてきたら徐々に速度を上げていくのがおすすめです。
  • ディクテーション: 音声を聞いて、テキストを書き取る練習です。スペルや細かい聞き取りの練習になります。

以前の記事「Text-to-MP3を使った効果的な英語リスニング学習法」や「Text-to-MP3開発者が語る「繰り返し聞く」英語学習法」も参考に、自分に合った活用法を見つけてください。

まとめ:AIとText-to-MP3で英語学習をもっと楽しく、効率的に

生成AIとText-to-MP3を組み合わせることで、英語学習はもっとパーソナルで、もっと楽しく、もっと効率的になります。

もう、「自分に合う教材がない…」と悩む必要はありません。今日から、あなただけのオリジナル教材を作って、Text-to-MP3で音声化し、英語力アップを加速させませんか?

ぜひ、試してみてください!


« ブログ一覧へ戻る